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「ライ麦畑でつかまえて」で知られるアメリカの作家、J.D.サリンジャーが先日、91歳で亡くなった。
彼は1944年、第二次世界大戦の趨勢を決することになった「ノルマンディー上陸作戦」に参加した兵士のひとりである。 この作戦の詳細についてはWikipediaなどで調べていただくとして、今日はこの大作戦を扱った二つの映画を語ることにする。 1、「史上最大の作戦」 これは決定版と言えるだろう。コーネリアス・ライアンの原作「いちばん長い日」をもとに、ドキュメンタリータッチで作戦の全貌を俯瞰的に描いた大作で、これでもか、というくらいのオールスター・キャストである。 戦争映画が好き、嫌いにかかわらずこれは一度は観るべき映画であろう。実際の戦闘からわずか「18年」しかたっていない時期の作品だが、ここまでエンターテイメント性も取り入れた作品を作るとは、ハリウッドの底力を感じさせる。 出演もしている歌手のポール・アンカが作曲した主題曲「史上最大の作戦マーチ」は、彼の代表作のひとつになった。 もともと白黒の映画だが、コンピューターで着色した「カラーライズ版」が後に製作され、たしかテレビでも放映されたと記憶している。管理人はカラー版のVHSビデオを買いました。 ちなみに、「史上最大の作戦」という邦題を付けたのは、あの水野晴雄さんだそうだ。 2、「ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断」 以前に管理人のもうひとつのブログのコチラの記事で取り上げた作品。 この作戦を決断した、当時の欧州連合軍の最高司令官であったアイゼンハワー将軍の、作戦決行までの数日間の苦悩、そして決断を描いている。 戦闘シーンはまったくと言っていいほど出てこないが、これは司令部をメインに描いた作品であることと、いわゆる「予算のある大作」ではないということの両方の理由があるだろう。 脚本、そして俳優の演技も素晴らしい。主役のトム・セレックはもちろん、わき役もしっかりしている。 極端に言えば「動」の史上最大の作戦、「静」のアイゼンハワーと言ったところだろうか。 管理人は映画の中でも「戦争映画」には特に思い入れが深いのだが、物事を真正面から描いた大作よりも、それにまつわる「サイドストーリー」というか「小品」のほうに好きな作品が多い。集団の中の「ひとりひとり」を描いた作品。「ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断」も、このタイプの作品と言えるだろう。 優れた映画監督は、「動」と「静」どちらも名作を残している。このあたりの話は、またいつか語りたい。 PR |
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えええ・・・あの偏屈爺さんまだご存命だったのですね。
どの作品を読んだのか覚えてませんが、地元の高校生に激怒してから家の塀を高くして他人と一切交流を持たないということだけ鮮明に覚えています。 Jayさんへ
本人が出した作品の数より、まわりの人がサリンジャーについて書いた本の方が多い、という珍しいタイプの作家ですよね。
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