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生まれた時からCDで、レコードなんて見たことない、という世代が多数を占めるようになりました。
今日は、私とCDのファーストコンタクトを語ってみたいと思います。 前回の記事、キング・オブ音楽メディアは?その1はコチラ CDプレーヤーが発売されて、初めて電器店で試聴した時のことはよく覚えています。 ソニーとフィリップスが共同開発したCDですが、最初に国内で発売されたプレーヤーはソニー製と日立Lo-D製でした。 ソニーは今と同じく、トレイが出てきてCDを乗せる方式でしたが、Lo-Dは確かカセットデッキのようにCDをタテに入れる方式だったと思います。 大きさは、今のハードディスクレコーダーを3段重ねしたくらいの巨大さ。 もちろんCDソフトは当初は少なかったですが、日本のポップスでは大瀧詠一の「ア・ロング・バケーション」がいち早く発売され、電器店にも置いてありました。 さて、いよいよ試聴です。 どの機種かも、CDタイトルが何だったかも覚えていませんが、とにかく試聴機のヘッドフォンを耳に当てて、再生ボタンを押しました。 すごい衝撃でした。 音質の素晴らしさに対してではありません。 その衝撃とは・・・ いきなり音が出たこと。 レコードの場合、曲が始まる前に「プチプチ・・・」というノイズが入ります。そのノイズの大きさによって、どのくらいのボリュームになっているかが予想でき、心構えが出来るわけです。(もっとも、私は針を落とす時の衝撃音でスピーカーに負担が掛かることを恐れて、ボリュームを絞ってから針を落とし、そこからボリュームを上げて適度な音量に合わす、という手順を忠実に行っていたましたが・・・) さらにテープの場合も、「サー・・・」というヒスノイズが入ります。 しかし、CDは予告なしに音が出ます。その時、結構なボリュームになっていたのかもしれませんが、これは気を付けないと、思わぬ事故につながる恐れもあると思いました。 そうです。私のCDに対する最初の印象は、音質の良さよりも「ノイズがない」ということに尽きたのです。 売る側も当初は「音がいいですよ!」ということよりも、ワンタッチで選曲、さらにプログラム再生も簡単などといった機能性の方をアピールしていたように記憶しています。 さらに、新しいシステムが出来たときには毎度のことながら、雑誌などではさまざまな不安要素も挙げられていました。 1、デジタル機器であるCDは、安いプレーヤーも高級機も音質は一緒である 2、レコードは100年前のソフトでも再生出来るが、CDにその保証はない ・・・などなど。1の懸念はすぐに払拭されましたが、2の方はあと70年経たないとわかりませんね(笑)。 当初はクラシックやジャズなど、CDによる長時間収録、ノイズがないなどの恩恵を受けやすいソフトが多く出されていました。しかし値段もレコードよりも1000円ほど高く、なによりもまず「CDプレーヤ本体」を買わなくてはいけないので、私には当面、縁のない物なのでした・・・。 PR |
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