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【2024/04/19 17:23 】 |
510ブルーバードの思い出〈購入編〉
510ブルーバードの思い出〈恋慕編〉はコチラ

管理人が数ある旧車の中から「510ブルーバード」を選んだ理由は一言では言い表せないが、「イチバン好きな部分は?」と、聞かれれば即答できる。

「流れるテール」だ。

確か正式名は「ハミングシグナル」か何かだったと思うが、ターンシグナルランプ、つまり後部の方向指示器が3分割されていて、スイッチを入れると内側、真ん中、外側の順番に流れるように点滅していく、というヤツだ(510クーペの場合、リアガーニッシュが左右一体型になっていて外観上は3分割していないのでスゴくカッコいい)。
今でも、大型トラックなどで採用している車種もあるので、だれでも見たことはあるはず。当時、日産車では510ブルの他には「ローレル」もこの流れるテールを採用していた。管理人はこの流れるテールのカッコよさに、わけもなく憧れていたのだ。
モチロン、運転している本人には見えないのであるが(笑)。

さて、雑誌の広告を穴があくほど見つづけていた管理人は、ある日ついに我慢ができなくなり、510ブルーバードを購入する決心をした。
その旧車専門雑誌の広告のショップは、「全国配達OK」である。1台1台まったくコンディションの違う中古車、それもタダの中古車ではなく、もっと年代物の旧車である。自分の目で見て決めるのがベストなのだが、遠方の店ではなかなかそうもいかない。
そのショップは、希望の車の外装、内装、エンジン音などを撮影したビデオテープを参考までに送ってくれる、というサービスをやっていた。それを取り寄せ、考えた結果(どのくらい参考になったかよくはわからないが)決めることにした。

そしてついにご対面。
ちなみに、510は遠方から「自走」してくるワケではなく、ちゃんとキャリアカーに乗って来た(当然か)。以前にほかのショップなどで現車を見たりしたことはあったものの、やはり自分の車となると感激もひとしおだ。
昭和44年(1969年)式ニッサン・ブルーバード1600 SSS クーペ。SSSとは、1600ccエンジンを積むスポーツグレードに冠せられた名称だ。ウッドステアリング、ウッドシフトノブ、4速フロアシフト、メーター類、シートなど、普通のモデルとは全く違う。

現代の車と違う点。
シートベルトは腰だけの「2点式(もちろんこれで走ってよい)」。エアコンなし(当時も外付けすることはできたがエアコンではなく「クーラー」)。パワステ、パワーウィンドウなど当然なし。

ないモノばかり挙げたが、逆に今の車にはなくて、510にはあるモノもある。
それは「チョーク」だ。要するに寒冷期のエンジン始動時に、一時的に濃い燃料を燃やして暖気運転をするという、今は車が勝手にやってくれる操作を「手動」で行うわけだ。
あとは、「シンクロ」がやはり弱く、シフトアップは問題ないが、シフトダウンはダブル・クラッチを使った方が間違いがなかった。
そして燃料。「有鉛仕様」なので、給油時にはハイオクタンのガソリンを入れて、さらに「バルボーグ」という添加剤を規定量入れなくてはいけない(エンジンに手を入れて無鉛仕様にしている旧車も多い。さらにチョークを「オートチョーク」に改造もできる)。

今の車と違う「儀式」めいたモノは上記くらいだ。

日産初の「四輪独立懸架」による乗り心地は、現代の車と比べても素晴らしかった。冬期には死活問題となる「ヒーター」も良く効く。そしてなにより、現代の車と比較しての際立った特徴は、「小ささ」「軽さ」。まさに、今の車からは失われてしまったものがあった。

この車は、諸事情により長い期間所有することはできなかったが、「510ブルーバード」は高度成長期に明日への希望とともに躍進していった時期の国産車の中でも、ひときわ輝く名車だと思っている。

拍手[2回]

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【2010/02/15 21:45 】 | 未選択 | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
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有り難いご意見
無題
沢田研二の「俺は俺」という曲、ブルーバードのCMで使われていました。TOKIOのB面です。
【2010/02/15 23:20】| URL | Jay #4fbe7ad8d9 [ 編集 ]
Jayさんへ
910ブルーバードですね。あれも名車です。
いまや「ブルーバードシルフィ」として、かろうじて名前を残すのみとなり、寂しいモノです・・・。
【2010/02/16 22:07】


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